【プロレススーパースター列伝】日プロ芳の里社長はダラ幹なのか?

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本日のお題

ダラ幹とは一体?????

「ダラ幹」・・・・・・

この言葉知っているのは恐らく100回以上「プロレススーパースター列伝」を読んだ人にしかわかりません。「ダラ幹」=「だらけた幹部」のりゃくであります。

時は1971年12月もしくは11月下旬の出来事あります。正に、自分が生を受けた年なので50年以上昔の話で当然ですが自分も後々この事件を知ることとなるのですが、当然自分のようなアラフィフ世代は「プロレススーパースター列伝」の刷り込みで現在まで至ります。

ですので、今回の「ダラ幹」の総本山は日本プロレス社長の芳の里氏。力道山先生死後も隆盛を誇り実質一強独裁でプロレス団体をけん引するもアントニオ猪木を追放してジャイアント馬場さんにも見放されて最後は1973年に崩壊への道をたどりますが、とにかくこの社長の描写だけ見たら本当に悪代官を画に書いた人物であります。

まずは、【プロレススーパースター列伝】でのシーンをご紹介。

悪の元凶と語られる「芳の里社長」列伝にて徹底考察

我が家のバイブル。こちらの小学館版は現在結構プレミアらしいですが。。。。。。

史実だと猪木の方から馬場さんに話をもちかけたとなっておりますが、列伝は馬場さんが猪木に話を持ちかけております。食事のシーンもいつもはステーキが鉄板なのですがBI会談(馬場・猪木)なので中華料理?に。話は試合を行わない形だけの幹部連中の悪行三昧を問題視します。

お互いが手を組み健全な会社運営を目指すことで握手。自分は当事者ではないのでわかりませんが、恐らく1971年の11月末そこから2週間ほどで猪木は日本プロレスから追放されます。

上田馬之助が社長へ密告したとうのが通説。この上田と言う人物何故か普通なら馬場さんも猪木も後に団体の長となりその後お互い上田を招聘いたします。で、2人に制裁を喰らいます(笑)当時は全日本プロレスと新日本プロレスは犬猿の仲でお互いの団体を行き交うことなど日本人で行えば2度と日本のリングに上がれないぐらいの時代なのですが何故か上田だけは可能で当時小学生だった自分は純粋に契約書で行き交い出来ないと馬場さんや新日本サイドも度々発言してましたが、みんなが上田と同じ契約すればオールスター戦や対抗戦やれるのではと本気で思ったものです。

【プロレススーパースター列伝】8巻にて【ダラ幹】のワードが!
日本プロレスを構造改革するのが当初の趣旨でしたが、後に猪木が日本プロレスを乗っ取ろうとしたというか暴走したのが真相だと思いますが、、、、、

生前、山本小鉄さんがこの事件を語った時に
「お互い(馬場・猪木)遅かれ早かれ決別していただろう」
コメントしておりましたがそれは真実だと思います。

野心家で人押しのけても猪木と人に迷惑かけてまでの馬場さんとではうまくいかずにいづれ衝突していたでしょう。

ですが、ここでは社長の芳の里はあまり出来ません。本領発揮は16巻です。

日本プロレス社長「芳の里」ダメっぷりが赤裸々に!

こちらで芳の里社長が語られます!

burst

「ダラ幹」社長登場。人相もあまりよろしく書かれておりません。列伝によるとカブキ(高千穂明久)と猪木は師弟のような間柄で一緒にトレーニングしたそうです。ここで付き人をしていたカブキ(高千穂)を銀座のクラブへ練習そっちのけで連れ出します。

小学生時代に読んだのでこのシーンは強烈な記憶が!

恐らく幼少期にこちらの描写を見てほぼ100%「芳の里=悪」が刷り込まれました。
当時の自分もお前が散在するから馬場・猪木が別々になったんじゃないかと思ったものですが、でも今振り返ればあの二人が熾烈な興行戦争あったからこその盛り上がりだったとは当時は知る由もありませんでした。

作者の梶原一騎先生にも痛烈に書かれております。当時は芳の里社長を一度も見たことないのでこれが全て事実と信じておりましたが、後々思えば、梶原一騎先生や猪木も聖人君主・清廉潔白とは真逆な人物像なので本当にこの方が悪の権化なのかは全て鬼籍に入られているので真相は闇中です。恐らく生存してるのってグレード小鹿さんだけだし。

ダラ幹は追放すべし!

16巻では猪木主導で話が進みます。恐らく中華料理がテーブルにあるので前回のシーンと同じと思われます。自分が後々書籍などで知る情報も猪木が改革急進派で馬場さんが追放しなくても健全化すればと言うスタンスが一般的です。

一番の謎は上田馬之助が裏切ったかで改革しても自分は幹部に入ってないとか、怖気づいて密告したと様々。ご本人曰く自分は身の潔白で馬場が裏切ってなど言っておりますが、とにかくこの「猪木追放事件」それぞれの人間が都合のいいように言うのでどれが真実か恐らく今後も解明することはないでしょう。

猪木を追放するも、その後テレビ放映問題で馬場さんにも離脱され1973年に崩壊。
実際に幹部の人たちの散財も事実なのかもしれませんが、一説には使途不明金の大半はその筋へと言う説もありますが当時の興行(プロレスや芸能界)では全くあり得ない話ではないような気がします。

レスラーほぼすべてが我の強い人ばかりなので足並み揃えてなんてことを求めるのがそもそも無理なのでしょうね。

でも、半世紀以上前に崩壊した
プロレス団体の社長の話の記事
誰が読むのかそれが一番の謎です(笑)

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