もはやギネス級?80歳の世界チャンピオン!【ミルマスカラス】

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本日のお題

【千の顔を持つ男】【仮面貴族】【悪魔仮面】と呼ばれたミルマスカラス

マスクマンの先駆けと言えば、日本プロレス界では、デストロイヤーが元祖と言っても差し支えなさそうですが、昭和のプロレスは【日本人vs外国人】が主流の時代にミルマスカラスは典型的なベビーフェイス(正統派・善玉みたいな意味)であらゆるプロレスラーはベビーフェイスとヒール(悪役)の2役を使い分けます。馬場さんもアメリカ時代は大ヒールだし猪木氏でも外国へ遠征すればヒールをこなしますが、マスカラスだけは生涯ベビーフェイスこれは恐らくマスカラスだけでしょう。

初来日時は【悪魔仮面】と紹介されることもありましたが、後々の【千の顔を持つ男】【仮面貴族】の形容詞が一般的でありますが、そんなネーミングとは裏腹にマスカラスの人物像はどうも怪しいもので、マットの上ではスターであってもリングを降りたら。。。。。。

そんなプロレスラーは数知れずですが、ミルマスカラスほど表の顔・裏の顔があるレスラーはおりません。そんなマスカラス伝説の数々を記事にいたしますのでお付き合いください。

千の通貨を持つ男【ブラックマスカラス?】

ギネス級?80歳で世界チャンピオン!

【ミルマスカラス】御年80歳!

ですが、現役のIWA世界チャンピオンであります。

1975年にタイトルを獲得したので47年以上保持しているのも恐らくギネス級でしょう

実績も人気も抜群なのですが、どうも【ミルマスカラス】はレスラー仲間には超不評であります。その最大の原因はとにかく相手の技を受けない。プロレス用語で言う【セル】(相手の技を受けること)を全くせず、自分のいいところばかりをアピールいたしますが、プロレスというのはある意味相手との共同作業でお互いが自分のいいところばかり主張していては試合が成立はしません。

プライドも人一倍高い方なので、当時全日本プロレスに初参戦したスタンハンセンに敵意をむき出しに試合後に腕を極めて話そうとしません。慌てるジョー樋口さんがいつもと違うので一目瞭然であります。

この人一倍プライドが高いからこそ80歳で現役のチャンピオンなのでしょう

ミルマスカラス恐るべしです!

【千の通貨を持つ男】ミルマスカラス

とにかく人気だったミルマスカラス。入場するまではいつも人が群がりリングインするまでも一苦労であります。リングインしてからはコールを受けると客席に自らのマスクを投げ入れファンにプレゼントします。

インタビューなどでは「日本ファンはアミーゴ」と言い

少年時代の自分は、てっきりファンサービスでやっていると思っておりましたが、このマスクを投げ入れてましたがそのマスクの代金はきちんと当時のプロモーターのジャイアント馬場さんにきっちりと

「マスク手当」を要求

定説では額の【M】はマスカラスの【Ⅿ】だと思われがちですが
実際は、マネー(お金)の【Ⅿ】とうのがプロレス関係者の通説らしいですが。。。。。

馬場さんはマスカラスが大嫌い(笑)

なので、プロモーター【ジャイアント馬場】は集客があるので評価しておりましたが、レスラー【ジャイアント馬場】は相手の技を受けない、自分の見せ所しか考えず自分よがりの試合をするので大嫌いで常連来日レスラーとはほぼ対戦する馬場さんが極力対戦をしないぐらい評価しておりませんが、やっぱり客を呼べるから来日は続いておりました。

こんな調子なので、とにかくお金に人一倍厳しい人間なので、ファンがマスクにサインを求めても偽物のマスクだと引きちぎってしまうそうです。更に、プロレスショップなどで偽物のマスクを販売していると自ら店に乗り込んで店内のマスクを処分しろと迫るそうです。どうやら現在の夫人が日本人らしくて夫婦同伴で乗り込むそうです。

なので、こんなシーンは【プロレススーパースター列伝】のフィクションであります。とにかくアラフィフ世代は梶原一騎先生の【プロレススーパースター列伝】からの情報収集していたので、全て実話だと信じて疑いませんでした。

ですが、レスラーとしてはとにかく客を呼べるのがミルマスカラスですので当然ですが世界各国から引っ張りだこで正に【千の顔を持つ男】ではなく【千の通貨を持つ男】それぐらい日本・アメリカ生まれ故郷のメキシコ以外にもヨーロッパやアフリカでもファイトしたのであながち通貨1000種類ぐらい所有してそうです。

そんなことあり得んだろうと思うことを
実話と思わせるのが「梶原ワールド」である

今では当たり前の入場曲はミルマスカラスが元祖!

今ではプロレスの入場シーンでは当たり前の入場曲もミルマスカラスから定着いたしました。正確にはミルマスカラス以前にも使用したようですが、定着したのは確実にミルマスカラスの【スカイハイ】からであります。自宅にレコードありましたがそれこそ擦り切れるまで聴いた超名曲でありますが、この演奏しているのがジグソーとういグループですが、日本以外ではヒットしていなかったのでとにかく日本での好待遇にびっくりされたそうです。

【スカイハイ】は未だに車のCMなどでも使用されております。プロレスで入場曲が定着して今ではプロ野球でも打席に入るバッターにもかかるようになったのも全て【ミルマスカラス】の影響であります。

【スカイハイ】には通常バージョンとオーケストラバージョンが存在しますが、オーケストラバージョンを流さないと機嫌を損ねるそうです。これぐらいプライド高い【プライド仮面】なのです。

ミルマスカラスがいなければ入場曲は10年後遅れておりました

【ミルマスカラス】がいなければ初代タイガーマスクはデビューしなかった!

当時新日本プロレスが勢いが増し全日本プロレスはかなり窮地に追い込まれることに。1981年にブッチャーを引き抜きしますが、何とその前年(1980年)に新日本プロレスが【ミルマスカラス】引き抜きを画策いたします。

恐らく、全日本プロレスよりもギャラアップで交渉したのでしょうが、どうして新日本プロレスへ移籍しなかったのは謎ではありますが、お金に細かい人物だったと同時に、自分の価値をどう高く売り込むことにかけても天下一品だった【ミルマスカラス】ですので、新日本プロレスへ移籍しても恐らく猪木の引き立て役に終わることを察知したことでしょう。

恐らく、メインに登場する機会が減って藤波辰爾さんあたりと対戦して次第に日本人対決へ移行したのでフェードアウトしたのが確立としては高かったでしょう。

ですが、ここで引き抜いていたら少年ファンを獲得にはかなり一役買ったでしょうが、これが流れたことで翌年に初代タイガーマスクがデビューしのもあながち無関係ではないような気がいたします。

【まとめ】誰が何と言おうが真のスーパースターだった!

色々と物議のある【ミルマスカラス】ではありますが
80歳超える現在も現役。ですが客がよべなければ必要されないのがプロレスの世界。

74歳の写真ではありますが、【フライングクロスチョップ】は健在

生涯ベビーフェイスを貫き、80歳で世界チャンピオン

はた目から見れば、スポーツの世界じゃおかしい、プロレスはインチキなんて言いますが

ですが「それがプロレスなのです」

誰が何と言おうが真のスーパースターを今も貫くのが

「ミルマスカラス」なのです

コレ、今読まなくちゃ!

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